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所長あいさつ

所長

日本赤十字社中四国ブロック血液センター
所長  芦田 隆司

ごあいさつ

2024年4月

平素から皆様には血液事業に温かいご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

輸血を必要としている患者さんに滞りなく血液製剤をお届けすることを目的とする血液事業は、2012年(平成24年)から広域事業運営を実施しております。全国47都道府県の地域血液センターが献血推進・採血・供給業務を担い、全国7か所に設置されたブロック血液センターが検査・製造業務および需給管理などの総合的な調節を行うことで、血液製剤のさらなる「安全性の向上」や「安定供給の確保」に努めております。

2020年から新型コロナウイルス感染症が蔓延し、血液製剤の安全性が危惧されましたが、幸いにも血液製剤を介する感染はみられませんでした。ヒトに感染している常在ウイルスは一般的には非病原性と考えられていますが、患者さんの免疫能低下により病原性を発する可能性があります。さらに新興再興感染症が輸血医療に影響を与える可能性があり、常に血液製剤のさらなる「安全性の向上に配慮する必要があります。

また、近年少子化が進むとともに若年層の献血者が年々減少しており、献血者の確保が急務となっています。血液製剤の「安定供給の確保」のためには献血者の皆さまをはじめ、各献血推進団体および協力団体、医療機関、県、市町村、関係各位の皆さまのご理解とご協力が欠かせません。どうぞよろしくお願い申し上げます。

「血液製剤を必要としている方の尊い生命を救うため、需要に応じた献血血液を安定的に確保し、安全性・品質向上に取り組み、献血者の皆様の想いを届けます」というのが日本赤十字社の基本理念であり、わたしたち職員の想いでもあります。

今後とも血液事業に変わらぬご支援とご協力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。