こんにちは!
第2回の<血液センターだより>は、「総務課」が担当します。
みなさん、「血液センター」ってどういうところだと思いますか?
この記事をご覧になられている方は「血液センター」という施設に対して少なからず興味をお持ちかと思います。そこで、総務課からは「血液センターの歴史」を抜粋してご紹介したいと思います。
1.血液銀行の発足
血液センター発足については、昭和23年に起こった東大病院での輸血による梅毒感染事故まで遡ります。当時は血液が必要な患者様に採取した血液をそのまま輸血しており、輸血法の安全性に問題があり、日本赤十字社が保存血液の製造に着手し、昭和27年4月10日に血液センターの前身である「血液銀行」が発足しました。
2.血液センターの誕生
日本赤十字社が血液銀行を発足した頃、民間からも商業血液銀行が発足しました。前者が健康な方から無償で血液を提供いただく方法(献血)に対し、後者は血液を購入する方法(売血による受入)をとっていましたが、売血行為が人身の売買に繋がるとして社会的な批判を受けました。そこで政府は昭和39年8月21日、「献血の推進について」(政府は、血液事業の現状にかんがみ、可及的速やかに保存血液を献血により確保する体制を確立するため、国及び地方公共団体による献血思想の普及と献血の組織化を図るとともに、日本赤十字社または地方公共団体による献血受入れ体制の整備を推進するものとする。)を閣議決定しました。このような経緯から、日本赤十字社による「血液センター」が全国各地に誕生しました。
3.島根県赤十字血液センターの開設
閣議決定された翌年である昭和40年2月1日に松江赤十字病院分病棟内に「島根県赤十字血液センター」が開設されました。開設から現在に至るまでの年表を作成しましたので、ご覧ください。
いかがでしたか?この記事を機に、改めて「血液センター」に興味を抱かれた方は、ぜひ松江市大輪町にある「献血ルームだんだん(島根県赤十字血液センター)」まで献血にお越しください!