みなさんこんにちは!
今回の<血液センターだより>は、品質情報課より『まれな血液型』についてご紹介します。
みなさんはまれな血液型と聞いて何を思い浮かべますか?
その言葉からも滅多に遭遇しない血液型であることが推測されるのではないでしょうか。
まれな血液型とは、検出される頻度が低く(1%以下)、輸血の際に適合する血液が得にくい血液型を言います。Rh式血液型のRh(-)についても、検出頻度が約0.5%と低いですが、献血されたすべての血液について検査しており、血液の確保に支障をきたすことが少ないため、まれな血液型には入っていません。
まれな血液型の献血者の確保のため、自動検査機器を用いて数種類のまれな血液型の検査を行い、まれな血液型が検出されると、献血者本人にお知らせをしています。複数回の献血歴があるにもかかわらず、初めてお知らせが届くことがあります。これは、献血時に必ず行う検査とは別に、献血いただいた血液の中から無作為に選択した血液を用いて検査しているためです。
まれな血液型のお知らせが届いた献血者には、同じ血液型の患者さんが血液を必要とする際に献血のお願いをさせていただくことがあります。その際は、ご協力いただきますようお願いいたします。