血液事業における個人情報の取り扱いについて
個人情報の利用目的
血液事業における個人情報は、安全な血液製剤を安定的に確保し、患者さんへお届けするために、また、皆様の健康を守るために利用いたします。
具体的な利用目的は、以下のとおりです。
- 血液事業に関する情報の提供や献血の依頼などのため
- 献血受入れ時の確認等のため
- 安全に献血いただくための健康被害(採血副作用)対策の研究のため
- 献血者の皆様への検査結果等の通知のため
- 血液製剤の安全性確保に必要な血液検査・試験の実施のため
- 血漿分画製剤製造国内メーカーへの原料血漿配分のため
- 保管検体の検査結果を医療機関等へ情報提供するため
- 遡及調査の結果を医療機関等へ情報提供するため
- 健康被害(採血副作用)における保険会社、厚生労働省等への連絡のため
- 血液の有効性や安全性向上の研究のため
- 国の指導の下に行われる他の研究機関との共同研究のため
- 内部外部における特殊な検査試薬の製造のため
- 患者さんに適合した血液製剤の確実な供給のため
- 血液事業に関するボランティア活動のため
- 血液事業に関する表彰対象者の地方公共団体等への情報提供のため
個人情報の種類と収集方法
献血時の献血申込書(診療録)に記載された情報や、さらに、医師等がこれに記載した情報、また皆様の申告による情報、さらに検体血液から得られる検査結果及び医薬情報活動や医療機関から寄せられた情報などがあります。
具体的な個人情報の種類は、以下のとおりです。
- 献血申込書(診療録)、登録申込書や健康被害(採血副作用)を負った場合の請求書等に記載された住所、氏名、生年月日、電話番号、銀行口座など
- 医師等が献血申込書(診療録)に記載した事項
- 検体血液の検査から得られる情報
- 献血者の皆様が申告された情報
- 医療機関から提供される患者さんに関する情報
- 医師等が献血者健康被害記録(採血副作用記録)に記載した事項
- 医療機関職員の氏名、職名、連絡先など
- 献血団体やボランティアの皆様の氏名、住所、電話番号など
このほか、献血血液、検体血液、検査結果及び保管検体についても、個人情報として取り扱います。
これらの情報は定められた期間、厳正に管理された後に、適切に廃棄されます。
個人情報の管理方法
日本赤十字社は、取得した個人情報について適切に管理しています。
皆様の個人情報を紛失、破壊、不正な流出、改ざん、不正なアクセス等から保護するため、日本赤十字社では個人情報保護に厳正な安全対策を講じています。
また、個人情報を取扱う業務について外部委託する場合にも、業務委託先と個人情報保護に関する取り決めを行い、厳重な個人情報の管理を行います。
情報の目的外利用・提供
皆様の個人情報は、法令に定めのある場合やご本人が同意している場合を除き、目的外利用することや前記の「個人情報の利用目的」に記載された以外の第三者に提供することはありません。
開示・訂正等の請求について
個人情報の開示、訂正、追加又は削除、利用の停止又は消去は、当該情報のご本人からの請求によって行います。なお、ご本人が委任した代理人及び未成年者又は成年被後見人の法定代理人は、ご本人に代わって請求することができますが、原則として、ご本人に対し保有個人データを開示する旨をご説明してから開示します。
開示・訂正等は、所定の請求書によりご請求ください。その際、運転免許証、パスポート、住基カード、健康保険等の被保険者証などの書類によりご本人等であることを確認させていただきます。
なお、他の法令に定めがある場合、本人又は第三者の生命、身体又は財産その他の権利利益を害するおそれがあるときなどは、開示・削除しないことがあります。
例えば、献血申込書(診療録)の健診に係る記録について削除を求められた場合には、医師法、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」などの定めにより削除することはできません。
また、日本赤十字社として献血者ご本人に通知しないこととしている検査結果については、検査目的の献血を排して献血血液の安全性を確保する観点から開示することはできません。
詳しくは、相談窓口にお問い合わせください。
個人情報に関する相談窓口
日本赤十字社の血液事業における個人情報に関するお問い合わせ、苦情・相談については、下記までお願いいたします。
日本赤十字社の個人情報の取り扱いについては、http://www.jrc.or.jp/privacy/をご覧ください。