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所長コラム

所長コラム(令和4年2月)

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『未来につなぐ献血プロジェクトぎふ』 

 

 先月末、春は近いと期待しましたが(1月コラム)、そう易々(やすやす)とはいかないようで、2月に入り各地の豪雪が報道され寒い日が続いています。土手の水仙は、さすがに1月よりは花は増えていたけれど、一気にという状況ではありません。でも梅は膨らみ始めていました。

 実は、今度こそ春は近いと感じたのは、時々昼食を買いに行くドラッグストアです。花粉症の薬の立て看板が入り口正面に立つようになりました。自動ドアが開くと微笑みかけてくる美女と目が合い、思わず頬が緩みます。

 さて、今年の春、岐阜県では、若年層の皆さんにもっと献血を理解し参加してもらうためのプロジェクトが始動します。

と言っても、これまでも国がリーダーとなり全国各都道府県で10年以上にわたり数々の改善の取り組みが行われていました。それに反して徐々に低下してきたのが10代20代30代の献血です。一筋縄ではいかない問題です。

 今回の岐阜県の計画では、県庁と赤十字血液センターが緊密に連携し、県と市町村の教育委員会や、高等学校、大学、専門学校など、県内多方面に協力を依頼し、いわば総力を結集しての実施を考えます。2月に行われた次年度の献血を検討する会議で実施が承認され、名称が4つの候補の中から『未来につなぐ献血プロジェクトぎふ』に決まりました。

 私はこの企画に素案段階から参加していました。そしてプロジェクト名称として岐阜にちなんだある名称を思いつき、これしかないと思っていました。しかし会議の数日前に、センターに学生さん(8人、そのうち5人は岐阜県出身)が来る機会があったので、念のために会議に提示される4つの候補を示して順位をつけてもらったところ、私の上げた名称はダントツの4位(ガーン!)。ちなみに今回、会議で決まった名称は学生さんが1位に選んだものでした(私の名称はここでは伏せさせていただきます)。

 このプロジェクトの企画の一つに、タレントさん(等)に献血を呼び掛けてもらう企画があります。実際にご本人に来てもらったり、あるいは、SNSやポスターや献血会場の看板などでキャンペーンを展開する予定です。

 そのタレントさん(等)を誰にするかを決める会議が3月に開かれます。

 いかに若者を主役に出来るかがプロジェクト成功のカギと思っています。花粉症でないのに、思わず薬を買ってしまうくらいの企画を期待しています。

岐阜県赤十字血液センター

所長 髙橋 健

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