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所長コラム

所長コラム(令和4年4月)

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22か月ぶりの東京
  

 

 先日、日帰りで東京に行ってきました。ずっとWeb会議だったので久しぶりの東京でした。

 前回の東京は血液センター着任前の2020年2月初旬、新型コロナウイルス感染症が大きな問題となる直前でした。それから2年と2か月、ここまで間隔が空いたことはなかったので、ある意味新鮮で、少しわくわくもしました。東京は変わっただろうか?

 JR東京駅に着き、足早に行き交う人ごみの中で立ち止まり、変化を見つけようとキョロキョロ。ざっと見る限り、建物などあまり変わっていなさそうでした。

 タクシーを待っていると、小型ミニバン型のタクシー(ユニバーサルデザインタクシーと呼ぶそうです)が立て続けに入って来ました。前から、東京オリンピックに向けて大きなスーツケースの海外旅行者を迎えるためにこのタクシーが目立つようになっていましたが、さらに増えているかも。オリンピックは1年延期で開催されたけれど結局このタクシーはその目的には使われなかったなあと思いつつ待っていると、自分の番にやって来たのは昔ながらの黄色いタクシーでした。

 会議からの帰り、夕暮れ時。名古屋で新幹線を降り、在来線に乗り換え長良川の鉄橋をガタンゴトン、岐阜が近づくにつれ建物が低くなり灯りが少なくなります。若い頃は、この変化を淋しく思っていましたが、この日はホッとした思いでした。

 という訳で、結論から言えば、変わったのは東京よりも自分だったのです。ただ年を取っただけ?と言われそうですが、JR岐阜駅に戻り、岐阜は結構いい所かも(!)と思いつつ撮ったのが2枚目の写真です。

 さて、ここで献血の話です。当たり前ですが、献血、血液事業はとても地元に密着しています。いわば地産地消の事業です。そしてこの地が、岐阜県赤十字血液センターと私が守るべき場所です。地産地消の観点から言えば、もう少しだけ地産を増やしたい思いがあります。

 これまでの繰り返し、積み重ねは大事だけれど、それだけでは足りない。どうしたら、この街の様々な年齢、職業の皆さんに、また、県内各地で生活を営む皆さんに、献血のことを知ってもらう事ができるのか。

 何か工夫ができるはず。それをセンタースタッフとともに、さらには、献血を支援していただいている皆さまとともに見つけたい。

 * * * * *

 遅れて提出した小学生の絵日記のようで恐縮ですが、久しぶりの東京から岐阜に戻った時に改めて感じた、血液センター着任後3回目となる4月の思いです。

岐阜県赤十字血液センター

所長 髙橋 健

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