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所長挨拶

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平素は、皆様に献血のご協力をいただき大変感謝申し上げます。

現在、世界は新型コロナ感染症で行動自粛を余儀なくされていますが、多くの皆様に献血の必要性をご理解いただいているため、県内の血液事業は順調に推移しております。

私はこの度、令和3年4月から井 清司所長から引き継ぎ、熊本県赤十字血液センター所長を拝命致しました米村雄士と申します。長年、熊本大学病院の血液内科と輸血・細胞治療部に所属し、皆様から献血していただいた血液製剤を血液疾患や外科手術患者様に使用しておりました。今後立場は違いますが、血液製剤を安全かつ適正に使用できるよう、血液センター職員、医療機関の皆様、そして献血者の皆様関係各位と、より綿密に協力していきたいと思っております。

血液製剤は、有限な資源で、種類によって有効期間も違い、赤血球製剤は21日間、血小板製剤は4日間、血漿製剤は1年間です。また血液型などもありますので、皆様から献血して頂いた貴重な血液製剤を、過不足なく合理的にマッチングさせていく必要があり、その役割を担っているのが赤十字血液センターであります。しかし、少子高齢化がますます進んで血液製剤の需要と供給のバランスが崩れてくる可能性が懸念されています。

今後、リアルタイムで必要な製剤がどれくらいの量で、それを献血者の皆様にお願いしなければならないかをわかりやすく開示して、献血者と輸血患者様がより身近に感じ取れるようにすることも重要な課題だと思っておりますので、今後とも引き続き皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年4月1日

熊本県赤十字血液センター

所長  米村 雄士