輸血用血液製剤には「赤血球製剤」「血漿製剤」「血小板製剤」「全血製剤」があります。以前は採血されたままの血液、すなわち全ての成分を含んだ「全血製剤」の輸血が主流でしたが、現在では、患者さんが必要とする成分だけを輸血する「成分献血」が主流となっています。「成分献血」は、患者さんにとって不必要な成分が輸血されないため、循環器(心臓や腎臓など)の負担が軽減できます。医療機関への全供給数のうち「赤血球製剤」「血漿製剤」「血小板製剤」でほぼ100%を占めています。
■輸血用血液の種類別供給状況
(2013年度 全国)