HLAの特異性が既知の抗血清とリンパ球上のHLA抗原との反応性によりHLA型を決定する検査法で、主にリンパ球細胞障害試験(LCT法)で行われます。
LCT法は、HLA抗血清とリンパ球を混和し、更にウサギ補体を加え反応させます。HLA抗血清とリンパ球上のHLA抗原が結合した場合、補体反応が活性化され、リンパ球膜が壊されます。膜が壊れたリンパ球(死細胞)と壊れていないリンパ球(生細胞)の割合から、各抗血清との反応性(陽性と陰性)を判定し、反応パターンからHLA型を判定します。
HLAの特異性が既知の抗血清とリンパ球上のHLA抗原との反応性によりHLA型を決定する検査法で、主にリンパ球細胞障害試験(LCT法)で行われます。
LCT法は、HLA抗血清とリンパ球を混和し、更にウサギ補体を加え反応させます。HLA抗血清とリンパ球上のHLA抗原が結合した場合、補体反応が活性化され、リンパ球膜が壊されます。膜が壊れたリンパ球(死細胞)と壊れていないリンパ球(生細胞)の割合から、各抗血清との反応性(陽性と陰性)を判定し、反応パターンからHLA型を判定します。
DNAを用いてHLAの対立遺伝子(アレル)を決定する検査法(DNAタイピング)には複数の方法があります。
PCR-SSO | PCR-RFLP | PCR-SSP | PCR-SSCP | PCR-SBT | |
---|---|---|---|---|---|
原理 | プローブとの相補的な結合 | 制限酵素により塩基配列に特異的な切断 | プライマーによる塩基配列に特異的な増幅 | 一本鎖DNAの立体構造の形成 | 塩基配列の決定 |
検出 | 標識したプローブとのハイブリタイゼーション | 制限酵素による酵素反応 | 塩基配列に特異的なプライマーによる遺伝子増幅 | 熱やアルカリ処理による一本鎖DNAの変性 | ジデオキシヌクレオチドによるシーケンス反応 |
判定 | 結合したプローブの発色または発光パターンから判定 | ゲル電気泳動による酵素切断の有無のパターンから判定 | ゲル電気泳動による増幅の有無のパターンから判定 | ゲル電気泳動パターンにより判定(標準DNAと比較) | ゲル電気泳動から直接塩基配列を決定し判定 |
精度 (要因) |
低~高精度(プローブ数) | 低~高精度(制限酵素数) | 低~高精度(プライマー数) | 中~高精度(標準DNA) | 高精度 |
簡便性 | やや煩雑 | 簡便 | 簡便 | やや煩雑 | 煩雑 |
処理数 | 多い | 少ない | 少ない | 少ない | 少ない |
【検査法】
【結果の管理】
※蛍光ビーズ
ポリスチレンビーズを2色(赤とオレンジ)の蛍光色素をいろんな濃度に組合わせ染色し、色分けしたもの