令和5年10月28日(土)、29日(日)の2日間にわたり、中国・四国地方9県から35名の学生献血推進協議会メンバーが中四国ブロック血液センター(広島市)に集まり、令和5年度中国四国学生献血推進協議会研修会が開催されました。学生が集まっての開催は実に4年振りとなります!
始めに、中四国ブロック血液センター献血管理課長より、日頃の献血推進活動への協力のお礼並びに挨拶がありました。中四国学生献血推進協議会 会長からは、これだけ多くの学生が集まって何かをするというのは久しぶりなので緊張している人もいると思うが、楽しみましょう、と挨拶をいただき、研修会がスタートしました。
次に、学生同士で簡単なゲームをして緊張が解れた後、今年の7月から9月に開催された中国四国学生統一キャンペーンの報告会があり、各県の学生がキャンペーン結果や工夫した点などについて、写真を交えながら報告しました。学生たちは他県の活動内容に強い関心を持っている様子で、各県の発表後には次々と質問があり、予定時間を大幅に超過する活気のある報告会となりました。
中国四国学生統一キャンペーンの報告会後は、中四国ブロック血液センター施設内の検査部門や製造部門で、血液製剤ができるまでの様々な検査や徹底した管理のもと製造されている様子を見学し、1日目の研修を終えました。
2日目は【若年層が献血をしない理由とその改善に向けたアプローチ】をテーマに、6グループに別れてグループワークが行われました。「若年層が献血をしない理由」については、事前に学生がアンケートを作成し、SNS等で幅広く回答を募りました。その中でも「痛そう・怖そう」といったネガティブな回答に対して各グループで改善策を討議してもらい、以下の提案がありました。
・献血することのメリットを伝え、自己肯定感をアップさせる
・同年代の献血協力者から、軽くてキャッチーなイメージを集め、体験談として伝える。
・献血協力者にポジティブなイメージのアンケートを実施し、不安な人に針刺しは痛い等の現実的なこととともに、ポジティブなイメージを発信する。
ここでも各グループの発表内容に対して多くの質問があり、学生同士でも関心が強いことがうかがえました。
また、なかには職員では考えつかないような意見もあり、私たち職員も学ばせていただきました。これからの献血推進活動の参考にさせていただきたいと思います!
今回の研修会で学生たちは活気のある意見交換を行い、交流も深めて非常に充実した様子でした。研修会で出た意見を今後の活動へ活かしてくれることを期待したいと思います。
来年度も参集での開催を予定しています!