みなさんこんにちは。第15回の〈血液センターだより〉は学術情報・供給課が担当します。以前に第11回の〈血液センターだより〉(2020年2月29日のお知らせ)で血液製剤の受注から専用容器へ梱包するまでの作業手順についてご紹介しました。
医療機関から製剤の受注~梱包までの流れについての説明は
第11回の〈血液センターだより〉をクリック
今回はその続きで血液製剤の積込みから配送までの作業手順について少し詳しくご紹介します。
配送までの流れ公開です!
1.積込前の作業について
血液製剤の梱包まで終了した後、車両に血液製剤が入っている輸送容器の積込みを行う前に、どの医療機関にどの血液製剤を配送するか確認しておく必要があります。
そのため出発前には、ホワイトボードを利用し、各医療機関先・血液製剤名を表示させて職員同士で配送ルートの確認をし、また配送員自身もルートの確認をします。
医療機関名と血液製剤名をホワイトボードで確認します。
2.車両へ血液製剤の積込み開始です!
医療機関へ配送する血液製剤の輸送容器の箱数とどの医療機関へ配送するかを確認した後、いよいよ血液運搬車両へ輸送容器の積込みを行います。
輸送容器は車両のトランクに入れて配送を行います。
輸送容器をトランクに入れている様子です。
3.医療機関へ血液製剤をお届けします!
血液製剤が入った輸送容器を車両に積込みした後はいよいよ医療機関へ配送します。
血液製剤を納品する際は、血液運搬車両を使用します。
また、この車両は特殊車両でサイレンと赤色の回転灯を装備しており、緊急走行が可能です。
患者さんの状況に応じて医療機関から要請があれば、緊急走行を行います。
実際の血液運搬車両の写真です。正式名称は「献血運搬車」と言います。
以上、血液製剤の積み込みから配送までの作業手順についてでした。
血液運搬車両は皆さんが住んでいる街中で見かけることもあると思うので、見つけた際はこの記事を思い出してもらえたら嬉しく思います。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。