令和7年3月24日(月)日本赤十字社は、幼少期に川崎病を患っていた読売巨人軍・大勢選手と日本川崎病研究センターと合同で大勢川崎病支援プロジェクト(通称T-Project)を開始し、大勢選手と同様に幼少期に川崎病を患っていた小学生との対談動画をYouTube(こちら)にて公開しました。
また、令和7年4月5日(土)からプロジェクト開始の記念として、プロジェクトの趣旨に賛同いただいた献血者の方へ特製のバッグハンガーを配付するキャンペーンも実施しております。
岩手県では「献血ルーム メルシー」で配布しております!(無くなり次第終了)
配付条件:川崎病啓発動画を視聴された旨を申告いただくなど、当該プロジェクトの趣旨に賛同のうえ献血にご協力いただいた方。(受付で記念品希望の旨をご申告ください)
■大勢選手とのプロジェクト実施の経緯
大勢選手は生後7か月の時に40度の熱が1週間続き、川崎病と診断されました。後遺症が残る可能性があるため、高校生まで通院・検査をしており、野球や日常生活を今まで通りに送れるかの不安を持ちながら生活をしていました。川崎病を克服しプロ野球選手になった大勢選手は、自らの経験から川崎病に対する社会貢献活動を行いたいという思いを入団当初から持っており、日本赤十字社・読売巨人軍・日本川崎病研究センターと共にこのプロジェクトを立ち上げました。
■川崎病について
川崎病は1967年に初めて診断が下された原因不明の病気です。4歳以下の乳幼児に多く、全身の血管に炎症が起き、さまざまな症状が出ます。高熱、両側の眼球結膜の充血、唇の腫れと舌の炎症、体の発赤疹、手足の腫れ、首のリンパ節の腫れの6つの症状のうち5つ以上の症状があれば川崎病と診断します。小さなお子さんではBCGを注射した場所が紅く腫れ上がることも、特徴的な症状の1つです。多くのケースで命に別状はありませんが、未治療のまま放置すると重篤な合併症を引き起こし、まれに致命的になる可能性があります。川崎病の治療には人の血液から取り出されたタンパク質の一つである免疫グロブリンから造られる製剤が使用されています。原料となる血液は全国の献血で集められたものが使用されており、免疫グロブリン製剤を作るために献血は大事なアクションとなります。
この機会に是非献血へのご協力をお願いいたします。