このたび、千葉県赤十字血液センター千葉港事業所において、赤血球製剤を誤った医療機関に納品し、その血液製剤を使用できない事態が発生しました。
献血にご協力いただいた方のご厚意を無にする結果となり、深くお詫び申し上げます。
当センターでは、本事態が発生したことを重く受け止め、血液製剤を取り扱う全職員への教育を徹底するとともに、再発防止策を講じてまいります。
今後、皆様の善意による献血血液を無駄にする事態が起こらぬよう、作業手順の見直しを実施し、安定供給に万全を期すよう取り組んでまいります。
皆様に事態の概要等について報告申し上げるとともに、今後も献血へのご協力を賜れますようお願いいたします。
1 発生日
令和7年9月22日(月)
2 概要
血液製剤の納品を担当している職員が、午前の定期配送の際に、本来であれば医療機関Aに納品するべき赤血球製剤5本を誤って医療機関Bに納品しました。
医療機関Bから血液製剤が誤って納品されたとの報告があり本事態が発覚し、医療機関Aには別便にて赤血球製剤を納品しました。
その結果、医療機関Bに誤って納品した赤血球製剤5本は、医薬品の製造販売業者として「医薬品の適正流通ガイドライン」において「特別な保管条件が必要とされる医薬品の場合、販売された医薬品は原則販売可能在庫に戻すことができない」と示されていることと、製造物責任法の考え方を考慮し、当該血液を輸血に使用した患者様に健康被害を発生させないことが重要であることから、使用しないこととしました。
3 医療機関への影響
別便にて時間内(午前)に納品出来たため、医療機関への影響はありませんでした。