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ありがとうの声

Love in Letter 11

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 輸血を受けたのは4歳のときのことだったそうです。

 

 「だったそうです」というのは、そのころの記憶は私にはなく、全て両親から話を聞きました。「ガラスが頭に刺さり、血が噴水のように出ているのをみて『終わったな』と思った」と言われるくらいひどい事故だったこと、そしてその治療のため輸血を受けたこと。
幸いなことに、私はその後の人生で輸血を必要とするような病気・事故にあっていません。
 しかし妻が出産・手術を受けるとき、必要に応じて輸血をする可能性があるとのことで「輸血同意書」に名前を書きました。実際に輸血をすることはありませんでしたが、輸血用の血液がなかった場合、そもそもそういった処置もできないと考えると、日ごろから献血をすることの重要性を改めて認識しました。

 

 最後に、私の好きな三浦綾子さんの小説『続氷点』にこんな言葉があります。
「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである。」という言葉です。

 
 実際に献血をしてくださっている方、いつもありがとうございます。皆さんから与えていただいた血液のおかげで4歳の私は救われ、妻の出産・手術のとき、輸血の準備をすることができました。本当にありがとうございます。
 献血をしてみようかなと少しでも考えている方、ぜひその一歩を踏み出してください。
私のように輸血をした者は献血をおこなうことができないため、過去輸血を必要とした人間が他の人に頼らざるをえないのは非常に心苦しいのですが、昭和39年から続く献血のタスキを次の世代に渡せるよう、必要としている人にみなさんの血液を与えてください。

 
 1人でも多くの命が救われることを切に願っています。

 

群馬県在住 33歳 ぽんた様 より

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