血液センターの看護師の業務は「安全な採血」「採取成分の品質の保持」のほか「承認要求を満たす看護」が特徴です。献血に来る目的は人それぞれであり、人に血液をわけてあげたい、人のために役にたちたいと思って来所する献血者の承認要求を満たすことは病院ではあまりすることのない看護だと思います。自分が採取した血液で誰かの命をつなぎとめることができる、患者さんと直接かかわるわけではないが血液を通じて看護し、こちらでは目の前にいる献血者の苦痛を最小限にする、承認要求を満たす等の看護を実践しています。病院では退院したあとの患者の様子はわかりませんが、血液センターでは69歳まで、その献血者の人生にかかわることになります。
血液センターの看護師という仕事は魅力的ですよ。
最初は臨時職員として働き、試験を受けて現在は正社員として働いています。はじめは病院との違いに戸惑うことがありましたが、血液センターでは適宜業務に必要な知識のフォローアップテストが行われるため日々安心して業務に取り組むことが出来ます。
また先輩たちからのあたたかいフォローもいただきながら自身の採血技術を磨き業務に取り組むことが出来ています。