日本ではさい帯血移植事業を推進するため、1999年に「日本さい帯血バンクネットワーク」が設立されました。京都・大阪地区では、1996年からローカルにさい帯血バンク活動が行われてきましたが、より充実した活動を展開するため、両地区の赤十字血液センター、医療関係者、ボランティアが中心になって2002年3月に「京阪さい帯血バンク」が設立されました。2002年3月には日本さい帯血バンクネットワークへ加入して本格的な活動を開始しました。京阪さい帯血バンクは、2008年度以降4年連続で全国一の提供数を達成し、移植医療に貢献しました。2012年度からはバンク業務をより安定した組織である日本赤十字社に引き継ぎ、「日本赤十字社近畿さい帯血バンク」として再スタートし、毎年全国一の提供数を誇っています。2014年度からは「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」に基づき、「さい帯血供給事業者」として国の認可を受け、さい帯血バンク業務を行っております。なお、法律の施行に伴い「日本さい帯血バンクネットワーク」は2013年度をもって解散しました。
沿革
1996.08 | 京都府赤十字血液センターが移植用さい帯血の調製・保存を開始 |
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1998.10 | 大阪府赤十字血液センターが移植用さい帯血の調製・保存を開始 |
2002.03 | 京阪さい帯血バンク設立(園田 孝夫代表) |
2002.09 | 理事会組織に改組 |
2003.03 | 日本さい帯血バンクネットワーク入会 |
2003.08 | 保存さい帯血の公開開始 |
2003.09 | 提供依頼第一号(10月22日移植実施) |
2004.04 | 正岡 徹理事長就任 |
2009.04 | 柴田 弘俊理事長就任 |
2012.03 | 京阪さい帯血バンク解散 |
2012.04 | 日本赤十字社近畿さい帯血バンク設立(京阪さい帯血バンク事業を継承)(河 敬世所長) |
2014.03 | 日本さい帯血バンクネットワーク解散 |
2014.04 | さい帯血供給事業者として国より認可 |