日本赤十字社は、国民の皆さまの理解を得ながら、国および地方公共団体と協力し、これからも血液製剤の安全性の向上と安定供給に努めます。献血者の皆さまにも、安全対策を効果的に進めるために、ご理解とご協力をお願いいたします。
献血された血液は、血液センターに運ばれ、血液型検査や感染症予防のための抗原・抗体検査、献血後にお知らせする生化学検査などを行います。平成24年8月からはB型肝炎ウイルス検査に関する基準が変更になっています。
日本赤十字社では輸血用血液製剤の安全対策強化の一つとして、輸血による副作用の大きな原因の一つである白血球を予め除去した製剤の導入や、輸血による副作用を予防するために放射線を照射した血液製剤を製造しています。
保管されている輸血用血液製剤を医療機関へお届けするのも血液センターの大事な役目です。患者さんは待ってはくれません。輸血が必要になった時にいつでもお届けできるように、血液センターでは1年365日休みなく24時間体制で準備しています。