MENU

イベント情報

8,000枚の絵を残した小さな画家「あやちゃんの贈り物展」

白血病により7歳という幼い年齢で永眠したあやちゃんの絵画展が、津田沼献血ルーム(千葉県船橋市)で開催されました。10月29~31日の期間中、献血の合間に多くの方があやちゃんの絵をご覧になり、感動の声が寄せられました。 数行に分けて書けます。

骨髄移植が叶わなかったあやちゃん


会場の入り口ではあやちゃんが
笑顔で迎えてくれました。

画家になりたいと夢見たあやちゃんは、3歳の誕生日を目前に白血病の診断を受け、数十回の入退院を繰り返す闘病生活の末、7歳9ヵ月で亡くなるまでに、8,000枚の絵を描き残しました。

日本に骨髄バンクが設立されたのは、あやちゃんが亡くなった翌年(1991年)のことでした。それまで家族の中にHLA型※が一致する方がおらず骨髄移植の機会さえなく無念の涙をのむしかなかった患者さんたちも、骨髄バンクができてからは、ボランティアのドナーから移植が受けられるようになりました。


【わたしのおかあさん】
「おかあさんちょっと横向いて」と病院のベットでさらさら書いた、あやちゃんお気に入りの1枚。(7歳)


【最後に描かれた天使】
この後、からだを動かすことができなくなり、色を塗ることもできませんでした。(7歳)

WEBあやちゃん展
(全国骨髄バンク推進連絡協議会HP)

あやちゃんのお父さんからのメッセージ


インタビューを受けるあやちゃんのお父さん

「娘は幼いながらも、いのちの問題と真剣に向き合っていました。残された絵を通して、いのちの尊さについて、骨髄バンクや白血病について、少しでも考えていただけると嬉しいです。

骨髄バンクを介した移植によってたくさんの患者さんのいのちが助けられましたが、さらなる骨髄バンクドナー登録の広がりにより、一人でも多くの方のいのちが救われることを願っています。」

来場者の声


感想を聞かせてくれた高校生

  • 「私にはこんな絵は描けないと思った。すごく感動した。」(高校生・美術部所属)
  • 「病気と闘っている人の気持ちや痛みはわからないけど、その人を私が助けられるなら協力したいと思った。」(高校生)

今回の絵画展について


千葉骨髄バンク推進連絡会 会長

日本赤十字社は造血幹細胞提供支援機関として、骨髄バンク・さい帯血バンクを広く知っていただくための普及啓発活動を行っています!

今回の絵画展は、千葉県庁及びボランティア団体:千葉骨髄バンク推進連絡会との協力により実現しました。