MENU

イベント情報

患者サロン「公開講座」

10月20日(土)、横浜市社会福祉センターで、神奈川骨髄移植を考える会の主催による「血液疾患患者サロン 第10回記念公開講座」が行われ、38名が参加しました。
今回は、国家公務員共済組合連合会虎の門病院血液内科の内田直之先生に「血液疾患における造血細胞移植の選択と治療」、同病院歯科の吉村美枝子先生に「血液疾患における口腔ケアの重要性」と題したご講演をいただきました。

参加者の熱い思いで熱気に溢れた会場

内田先生からは、骨髄、臍帯血、ハプロタイプ移植などのそれぞれの特徴を詳しく話していただき、患者さんの治療選択につながる大切なヒントをいただきました。

吉村先生からは、「造血細胞移植と歯科?」という、実は重要な関連性を分かりやすいスライドと、明晰でしかもユーモアに富んだ語り口で話していただき、つい時間を忘れるほどでした。
ちなみに歯科医の講演は、神奈川の会始まって以来初でした。

患者さんにとっては過酷で辛い治療でありながらも、終始希望の見える穏やかな気持ちで、先生方の講演を伺うことができました。


公開講座を終えて

当会の患者サロンは「白血病は治ったけれど」のフレーズで始まりました。そして、会を重ねるたびに新規の患者さん・家族や、闘病中の患者さん・家族も参加しております。今回はそのフレーズを傍に置いての公開講座となりました。
蛇足ですが、神奈川の会の患者サロンの良さは、病院を超えた情報交換や交流が行えることと実感しています。その証に講演後も熱心な意見交換が行われていました。



寄稿 神奈川骨髄移植を考える会 高橋真知子