さい帯血バンクで働く人って、どんな服装?
作業室の種類や業務の内容などにより、なんと3回着替えをします。
作業者からのさい帯血などへの汚染防止と自らの感染防止を目的とし、服装の基準を定めています。
基本の服装
「一次更衣」
施設外の汚れを持ち込まないため、出社後すぐに上下ユニフォームに着替えて退社まで着用しています。
さい帯血出庫や事務作業をしています。
クリーンルームに入るには...
さい帯血を移植用に調製するために「クリーンルーム」という清浄度が管理された部屋に入ります。
クリーンルームに入るには、さい帯血の汚染を防ぐことや室内の清浄度の維持のため、2回の着替え(二次更衣と三次更衣)をしています。
「二次更衣」
専用の長袖作業服、作業靴、帽子、マスク、手袋を着用します。
「三次更衣」
二次更衣の上から無塵衣を着用し、靴もカバーで完全に覆い、マスク、手袋、ゴーグルを着用します。
資材によっては、滅菌済み・無塵(埃が出ない素材)・使い捨てといったものを使用しています。
段階的に清浄度を高めていく更衣は、移植に用いるさい帯血の無菌性や品質維持に欠かせません。