山梨県赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」
私の知人が献血が出来なくなるまで、休日のたびに献血ルームに献血に通い続け、その時の話をいっぱい聞いていました。「なんのために、貴重な時間をさいてまで」と言う私の質問に「人のため、自分のためだよ」と知人は即答したのです。そんな話を聞いても、献血バスが役場などに止まっていても横目でながめ自分にはなんの関係のないものとして興味も関心もなく過ごしていました。
そんな私が衝撃的な事実に直面するのです。悪性リンパ腫を発病し抗ガン剤治療を受けることになったのです。それにともなう輸血が必要になり、幾度となく多くの人の愛による輸血のお世話になったのです。後悔先に立たずとはまさにこの事です。輸血する機会など何度もあったはずなのに本当に恥ずかしい話です。この時の知人の言葉がやっとわかったのです。現在も治療中で「元気の元が届いたよ」という輸血を受けながらもう献血が出来ない私はベッドの上で何をして恩返しをしたらよいか考えました。やはり子供や孫たちに献血の必要性を伝え、私の分まで献血に関心をもち、献血をしていってくれるように伝えたいと思います。 まだまだお世話になりますが、最高の先生、看護師さん、病院スタッフ、知人、家族、さらに尊い善意の献血をしていただいた皆様、休日にも関わらず輸血を届けていただいた血液センター方々の無償の愛にささえられ、つらい治療も頑張って受けられ生かされていくような気がします。本当に感謝してもしつくせませんが、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。