神奈川県赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」
息子の賢司は今年の3月11日2時45分にこの世を去りました。14歳4ヶ月でした。
賢司は小学6年の夏、約1年間の入院治療を始め、病院の先生や看護師の方々に大変お世話になり、通院治療に切り替わりました。
入院中は25人の献血に支えられ、輸血でも助けられました。
しかし、無事寛解とはいかず、中学2年の夏、再発してしまい、再度入院治療が始まりました。
8分の7適合したお兄ちゃんからの骨髄移植も受けました。
結果的に快方へ向かうことができず、余命2ヶ月の宣告を受けました。
再入院治療中には、95人の献血に支えられました。
それよりも短くなるとも言われましたが、賢司本人の想いだけでなく周りの方々の支えで、余命期間よりも1ヶ月ほど長く、一緒に時を過ごすことができました。
入院中、「将来献血活動への協力をしてみたい」と言っていました。
賢司の人生は短かったですが、120人の献血にも支えられ、大変凝縮された闘病生活925日間を過ごすことができました。
医学は進歩していますが、輸血を受けることができなかったら、これだけの日数を過ごすことはできなかったのです。
献血してくださった方々がいらしたおかげで、賢司は多くの輸血に頼ることができました。
どなたの献血かはわかりませんが、ありがとうございました。
私は高校1年で初めての献血をしました。
現在119回です。
賢司と同じように輸血を必要としている方のために、少しでも役立てば嬉しいです。
その方とそのご家族の笑顔が増えるよう、想い出が1つでも多くなるよう、私は今後も献血をしたいと思います。
どうぞ皆さんもお時間のある時に、ぜひご協力くださいませ。