神奈川県赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」
2016年初めての出産時に胎盤の癒着と、4度の会陰裂傷により3230mlの大量出血でした。
まさか、自分がそんな事態になるとは思ってもいませんでした。
その時、病院に輸血のストックが足りず、間に合わないかもしれないと言われ、10ヶ月間共に過ごしたお腹の赤ちゃんを育てることができないかもしれないと覚悟しました。
輸血が足りなければ、死んでいたかもしれません。
注射嫌いな私は、これまで献血を避けて生きてきました。そして、献血に対する知識もまるでありませんでした。
退院して、体が回復してきたとき「私は輸血により助けてもらった。今度は私が献血をして恩返しをしたい」と考えました。
輸血歴のある方が献血を出来ないということも知りませんでした。今は、感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。
輸血で助けていただいたのに、お返しすることもできないなんて。
子どもには、「輸血が足りなかったら母はいなかったかもしれない」ということ、献血はとてもとても大切だということをしっかり教えていきたいと思います。
そして、いつか献血が出来る年齢になったら、自ら進んで献血をしてもらいたいです。
自分の思いを子どもに託すのは間違っているかもしれませんが...
あの時私が死なずに、今こうして子どもを育てることができているのは、献血をしてくださっている方々のお陰だと、本当に感謝しています。
こんな言葉じゃ全然足りないけど、本当に本当にありがとうございました。