関東甲信越ブロック(1都9県)では、2月下旬から赤血球製剤の供給量が増加しています。
特に、3月1日から20日までのO型の供給量は、事前の予測よりも大幅に多く、約1,350人分の乖離が生じています。A・O・B・AB型すべてを合わせると、約3,400人分予測よりも多くなってしまっています。
現在、関東甲信越ブロックでは、O型を筆頭に、他の血液型においても供給量が多くなっていることから、赤血球製剤の在庫量が減少傾向にあります。また、3月下旬から4月上旬にかけては、年度末から年度初めのため、企業や学校等の団体献血が少なくなり、安定した献血協力が得られにくくなります。
〇メールやはがきを利用し、たくさんの方に献血の依頼をしています〇
関東甲信越地域1都9県で、2・3月は約153万人にメールまたはハガキを送り、3月及び4月の献血協力を依頼しました。
その中でも、60~64歳の方には特別に『60代の皆様へ引き続き献血ご協力のお願い』の依頼をしています。令和5年3月9日時点で60~64歳で、59歳以降に献血未協力の献血者が、約10万人います。関東甲信越ブロックでは若年層の献血者を増やす取り組みを行う一方で、60~64歳の間に1度でも献血をすると、69歳まで献血が可能であることをお知らせするメールやハガキをお送りし、69歳まで献血できる方々を増やす試みも行っています。
現在、400mL献血によって造られる赤血球製剤の在庫量が大変厳しい状況です。特に在庫量が少なくなっているO型の方をはじめ、多くの皆さまのご協力が必要です。
どうか献血への温かいご協力をよろしくお願いいたします。