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献血の種類

献血の種類

血液パックの写真

患者さんが治療に必要とする成分を効率的に輸血できるよう、献血には全血献血と成分献血という種類があります。

全血献血

全血献血はすべての血液成分を献血する方法で、400mL献血と200mL献血があります。

より少ない方々から献血された血液で輸血されるほうが患者さんにやさしいため、年齢や体重等基準を満たしている方には400mL献血のご協力をお願いしています。

 

400mL献血

医療機関からの要請の大半は400mL献血で採血された血液です。そのため、年齢が男性17歳以上、女性18歳以上で、体重が50kg以上の方には特に400mL献血をお願いしています。

 

200mL献血

200mL献血は、年齢16歳からお願いできる献血です。200mL献血でいただいた血液は、主に乳幼児や低体重の方等に使用されています。

 

成分献血

成分献血は、成分採血装置を使用して特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球を再び体内に戻す方法で、血小板成分献血と血漿成分献血があります。

成分採血の献血時間は、全血献血と比べ長くなりますが、身体への負担も軽く、多くの血漿や血小板を献血していただける特長があります。

 

血小板成分献血

主に血小板を献血する方法です。大量出血時のほか、おもに白血病やがんなどの治療を支えるために使用されています。

 

血漿成分献血

血漿だけを献血する方法です。凝固因子補充のための輸血に使用されるほか、血友病患者さんのために欠かすことの出来ない血液凝固因子製剤など、血漿分画製剤の製造に使用されます。