弟は献血が好きで「100回を目指す!」と言っていました。
そんな弟が63回目の献血の数週間後、多発性骨髄腫と診断され、治療の中で自身が輸血を受ける身となってしましました。
2度にわたる自家造血幹細胞移植や抗がん剤での治療も病の勢いにはかなわず、治療を諦めて療養に入ったのが昨年夏。
自宅での療養中も毎週、赤血球・血小板の輸血をいただいていました。
そんな終末期でも、行きたい所に行き、食べたい物を食べ、聴きたい音楽を聴き...十分に命を燃やし、昨年晩秋に穏やかに旅立っていきました。
弟が弟らしく生きられたのも、輸血のために献血してくださった方々のおかげです。
心より感謝と御礼申し上げます。
弟自身の100回献血は叶いませんでしたが、兄がその遺志を引き継ぎたいと思い立ちました。
また、皆さんへの恩返しという気持ちもあります。
本日、献血してまいりました。兄弟通算での100回献血を目指します!