山梨県赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」
かぜをひいたと思い、「こじらせる前に病院へ行こう。」そんな軽い気持ちでした。ところが、その日のうちに入院、検査とめまぐるしく状況が変化しました。親が思うほど息子の病気は軽いものではないということがわかりました。検査結果がでて、夫婦で泣いてしまいました。
なおらない病気があることも、その時はじめて知ったのです。今の体が少しでも楽になるようにと、先生が輸血をはじめてくれました。真赤な赤血球が点滴から一滴ずつおちていくのを見て、息子はこわがっていましたが、だんだん体が楽になっていくと落ちつきました。
退院するまで何回も輸血という方法で私たちはまったく知らないだれか様に命を助けてもらっていたんだと思いながらいました。
幸い輸血にたよらなくても生きていけるようになりました。 これもまったく知らないドナーさんのおかげです。だれか苦しんでいる人のために私たちもがんばっていきたいと思っています。
ありがとうございました。