山梨県赤十字血液センターに届いた「ありがとうの声」
長引く風邪を心配して受けた血液検査の結果、急性骨髄性白血病と診断されました。51歳になったばかりのその時、奈落の底に突き落とされたような絶望感に襲われました。「化学療法から造血幹細胞移植・・・」それは本当に命がけの長い苦しい闘病生活でした。しかし、心から信頼できる医師とスタッフに支えられながら善意の血液にどれほど命を助けられたかわかりません。
山梨を襲った未曾有の大雪の中、血液を届けてくださった赤十字の方の懸命な努力もまた忘れることができません。その輸血無くして私の命はありませんでした。本当にありがとうございました。今、ここにいる自分を奇跡と思います。生かされた命の重みを考えると、試練の1年が感謝の1年にかわりました。ベッドの中で手を合わせて感謝した思いを一生の宝としてこれからは少しでも社会に恩返しできる自分を目指して行きたいと思います。