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血液製剤の調製

献血いただいた血液は、血液センターに運ばれて「赤血球」と「血漿」に分離され、輸血用血液製剤として調製されます。また、血漿の一部は日本血液製剤機構で化学的処理が施され、血漿分画製剤が製造されます。


原料血液受入

原料血液受入

献血された血液の採血場所・数量・外観等を確認し、コンピューターシステムに各々の番号や重量を入力します。

白血球除去

白血球除去

輸血副作用の原因となる白血球を、白血球除去フィルターを用いて除去します。

血液分離

血液分離

血液バッグを遠心機で遠心した後、自動血液分離装置を用いて、赤血球と血漿に分離します。

放射線照射

放射線照射

残存する微量の白血球による副作用を防ぐため、血液に放射線を照射します。

外観確認・ラベリング・包装

外観確認・ラベリング・包装

外観確認が終了した血液に、血液製剤別、血液型別にラベルを貼付し、添付文書と共に包装します。

血漿製剤の凍結・保管

血漿製剤の凍結・保管

分離した血漿を、血漿凍結室で急速に凍結し、-30℃の冷凍室に保管します。

血小板製剤調製

血小板製剤調製

成分献血で採血された血小板の凝集や外観状態を確認した後、バッグ内の血小板数を測定します。

製品化・出荷

製品化・出荷

血液製剤の検査結果をシステム照合し、合格した血液だけを出荷します。

二次製剤調製

二次製剤調製

輸血副作用が生じる患者さんや、まれな血液型の患者さんなどには、必要に応じた血液製剤を調製します。