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Q.
献血前の検査って何をするの。
A.
問診が終わった後は簡単な血液検査をします。少量の血液をいただき、血液の濃さなどを調べ、献血が出来るかを確認するものです。なお、成分献血では状況により採血量が若干前後する場合があります。この検査でご協力いただけると判断された後は、献血の本採血となります。
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Q.
血圧とは。
A.
血圧とは、心臓が血液を送り出すときに血管にかかる圧力のことで、通常、上腕動脈の血圧を意味します。日本人の正常血圧は、成人の場合、収縮期血圧(最高血圧)130mmHg未満、かつ拡張期血圧(最低血圧) 85mmHg未満とされています。 -
Q.
低血圧や高血圧だと献血できないのですか。
A.
血圧が低いこと自体は病気ではありませんが、全身倦怠、めまいや立ちくらみなどの症状がある場合は、治療の対象になります。また、血圧があまりに高い時に採血すると、心臓や血液循環に関して合併症を誘発する恐れがあります。献血における血圧の基準については「献血の基準」をご確認ください。
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Q.
血色素量が少ないと献血できないのはなぜですか。
A.
通常、血色素量が少ないと貧血である可能性が高くなります。貧血の方から採血することは当然できません。ただし、血色素量が少ない方が全て貧血であるわけではありません。採血の基準は、採血しても貧血にならないように高く設定されています。 -
Q.
血色素量を多くするにはどうしたらよいですか。
A.
バランスの良い食事と十分な睡眠と適度な運動が大切です。特に食事では、鉄分やタンパク質を多く摂り、規則正しい生活を心掛けて下さい。 -
Q.
血液が濃すぎると献血できないのですか。
A.
血液の中の赤血球量が多くなりすぎた場合を赤血球増多症といい、ヘモグロビン濃度が18g/dL以上になります。通常は、脱水などによって見かけ上赤血球量が増えたように見える場合や、ストレスや喫煙で赤血球量が増える場合が多く見られます。まれに、赤血球が腫瘍性に増殖する疾患があります。現在の採血基準では、ヘモグロビン濃度の上限は規定されていませんが、受付の検査であまりにも高いヘモグロビン濃度が認められた場合には、献血をご遠慮いただくことがあります。