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Q.
献血って何ですか。
A.
献血とは、病気や怪我で輸血を必要としている人のために、自発的に無償で血液を提供することです。日本での献血の受入れは、国(厚生労働省)から唯一、採血事業者として許可を受けている日本赤十字社が行っています。 -
Q.
献血のときに必要なものはありますか。
A.
初めての方や、お久しぶりの方は、本人確認のため運転免許証などの身分証明書が必要です。
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Q.
献血にはどのような種類がありますか。
A.
全血献血(400mL献血・200mL献血)、成分献血(血小板成分献血・血漿成分献血)があります。
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Q.
400mL献血って、体に悪くないのでしょうか。
A.
400mL献血は男性17歳以上、女性18歳以上で、体重が50kg以上の方にお願いしています。一般的に体内を流れる血液の量は、男性で体重の約8%、女性で体重の約7%と言われており、例えば体重50kgの方でも、男性は約4,000mL、女性は約3,500mLの血液が流れています。医学的にみて循環血液量の15%以内が急速に失われても血液の循環動態には影響がないことが報告されていますので、体重50kg以上の方であれば、男性600mL、女性525mLまでの採血は問題ないことになります。献血をお申し込みいただいた方のご意思を優先し、献血によって体調を崩すことのないよう、健康状態について慎重に確認した上で、400mL献血のご協力をお願いしています。
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Q.
成分献血って何ですか。
A.
成分献血は成分採血装置を用いて、血液の一部を体外に出して血液中の血小板や血漿だけを採取し残りを体内に戻す方法です。体内で回復に時間のかかる赤血球は、再び体内に戻すので身体への負担が軽く、2週間経てば次回の献血ができます。ただし、1年間にできる回数は24回です。血小板献血は1回を2回分と換算しますので、血小板献血だけですと1年間に12回までです。
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Q.
献血は何歳からできますか。
A.
400mL献血は男性は17歳、女性は18歳から、200mL献血は男女とも16歳からできます。また、成分献血は男女とも18歳からできます。
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Q.
献血はどんな場所でできますか。
A.
都内では、主に献血ルーム(13カ所)でご協力いただけます。また、会社や学校・地域や駅前(街頭)などに献血バスで伺うこともあります。
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Q.
献血ルームの受付は何時からですか。
A.
早いところで9時から受付開始しています。詳しくは各ルーム専用ページをご覧ください。
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Q.
献血ルームで働いているのはどんな人たちですか。
A.
問診を行っているのは医師または認定を受けたインタビュアー(看護師および事務職員)、採血を行っているのは看護師です。そのほか受付や呼びかけ等は事務職員とボランティアです。
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Q.
都内で一番広い献血ルームはどこですか。
A.
広さでは新宿東口ルームが一番です。そのほかでは、ハチ公前ルーム、有楽町ルーム、akiba:F、池袋い~すと、ぶらっと、吉祥寺タキオン、まちだルームcomfyも広めのルームです。ただし、ルームの広さは面積だけでは測れませんので、ぜひ足を運んでご自身の目で確かめてみてください。
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Q.
都内の献血ルームで比較的スムーズに献血できるときはありますか。
A.
混雑具合は日々異なりますので一概には言えませんが、全血献血の場合、平日の午前中は比較的スムーズにご協力いただけます。成分献血はご予約されるとよりスムーズです。
ご予約は下記フリーダイヤルにお問い合わせいただくか、献血Web会員サービス「ラブラッド」にご登録いただけますと、会員サイトおよびアプリからのご予約が可能となります。◆前日までのご予約・お問い合わせは
フリーダイヤル 0120-30-6002
9:00~17:20(日・祝日、年末年始を除く) -
Q.
都内の献血ルームで受けられるサービスを教えてください。
A.
どのルームでも飲み物、簡単なお菓子等を準備しています。成分献血用のベッドにはテレビ等が備え付けられています。また、占いなど独自のサービスを行っているルームもあります。詳しくはルーム専用ページをご覧ください。
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Q.
献血にはどのくらい時間がかかりますか。
A.
採血時間は人によって異なり、全血献血で10~15分、成分献血は40~90分ぐらいかかります。採血時間以外に、献血前の受付などに15~20分程度必要で、また献血後の休憩に10分以上とっていただいております。土日祝日や、混雑時にはさらに待ち時間が生じることもあります。 -
Q.
献血は痛いと聞きましたが大丈夫ですか。
A.
やはり針を刺すとき、抜く時には痛みを感じますが、献血の最中はほとんど痛みを感じない場合が多いです。痛みを感じるようなら我慢しないで、すぐに近くの看護師に声をかけてください。 -
Q.
献血で副作用などによる健康への被害はありませんか。
A.
そのようなことのないように細心の注意を払ってはおりますが、採血中や採血後に気分不良、吐き気、めまい、失神などが0.7%(約1/140人)、針を刺すことによる皮下出血が0.2%(1/500人)、神経損傷(痛み、しびれ、筋力低下など)が0.01%(1/10,000人)程度の頻度で発生します。また、失神に伴う転倒がまれに発生する場合があります。
◆針を刺した時に、強い痛みがある場合や痛みがいつまでも続く場合は、直ぐに看護師、医師にお知らせください。また、皮下出血等も我慢せずにお知らせください。
◆採血中に気分不良やめまいを起こした場合は、職員にお知らせください。また、採血後に同様の症状を起こした場合は転倒を防止するために、直ぐにしゃがむか横になってください。
◆献血によって健康被害が生じた場合、医療費等を補償する献血者健康被害救済制度がもうけられています。 -
Q.
献血の際に病気に感染することはありませんか。
A.
献血により細菌やウイルスなどに感染することは全くありません。献血に使用する採血針、採血キット、採血バッグは、すべて滅菌済の新品を一度しか使用しませんのでご安心下さい。 -
Q.
外国人でも献血はできますか。
A.
はい、できます。ただし、ご案内は日本語になりますので、日本語の説明を理解していただくことが必要です。また、海外滞在歴に関して献血の受け入れの制限があり、それに該当する場合はお断りすることもあります。
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Q.
普段タバコを吸っていても献血できますか。
A.
日常の喫煙については、献血の基準に特に制約がありませんので問題ありません。ただし、献血直前の喫煙は、血圧に変動(特に上昇)をもたらす場合がありますので、ご遠慮いただいております。また献血直後に吸いますと、めまいや気分が悪くなりやすいので献血直後も1時間は喫煙をお控えください。
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Q.
献血ルームの受付時間はもっと長くならないのですか。
A.
皆様からいただいた献血は、その後各種検査などを経て輸血用の血液となりますが、採血から血液を調製するまでの時間が法令で制限されています。そのため、遅くまで献血の受付を行っても有効活用ができなくなってしまうのです。