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Q&A

献血された血液ってどうなるの?

  • Q.

    献血した血液はどこに運ばれているのですか。

    A.

    献血した血液は、赤十字血液センターへ運ばれ、検査や製造作業を経て輸血用の各血液製剤として保管されています。詳しくは「血液のゆくえ」をご覧ください。

    血液のゆくえ

  • Q.

    血液は足りているのでしょうか。

    A.

    年間を通して計画的に献血を実施し大きな不足が起こらないように努めています。しかし、大きな事故が発生した場合や大量輸血を必要とする患者さんが発生した場合はこの限りではありません。また、冬季は体調を崩される方が多く、服薬等の理由から全国的に献血者が減少し不足しがちになります。

    今日の献血状況

  • Q.

    毎日献血を呼び掛けていますが、血液が足りていないのですか。

    A.

    血液は人工的に造ることができず、長期保存もできません。有効期間が短い血小板製剤は採血後4日間ですが、検査期間を除くと使用可能な時間は3日程度です。また、献血者の健康を守るため、1人の方が1年間に献血できる回数や量には上限があります。そのため、安定的に血液製剤をお届けするためには、一年を通じて多くの方に継続してご協力いただく必要があります。血液製剤の保管量の目安は3日間で使用されてしまう量としており、不足する分は日々献血によって確保しています。

    献血ルーム紹介 献血バス運行スケジュール

  • Q.

    献血の血液はどのように使われているのですか。

    A.

    輸血用血液製剤(赤血球、血漿、血小板)として使用されるほかに、血漿中の特定のたんぱく質を抽出・精製した血漿分画製剤や血液の安全性を高めるためのさまざまな研究等に使用されています。

    血液のゆくえ

  • Q.

    輸血に使用されなかった血液はどうなっているのですか。

    A.

    各種検査で基準を満たさない血液や有効期間を過ぎた輸血用血液製剤、検査に用いた検体の残りなどは、輸血の有効性や安全性の向上のための研究や安全な輸血のための検査試薬製造等に有効に活用しています。さらに、国の指導の下、他の研究機関との共同研究にも使用しています。しかし、残念ながら上記以外の血液は感染性医療廃棄物として適切な管理のもとに処理しています。
  • Q.

    全血献血された血液と成分献血された血液で保管条件が異なるのですか。

    A.

    成分献血のうち、血小板は冷やさないように保管します。その他の血液は、冷やして保管します。また輸血用血液製剤に調製された後は、血液製剤毎に保管条件が定められています。血小板製剤は、20~24℃、赤血球製剤は2~6℃、血漿製剤は、-20℃以下で保管します。

    血液のゆくえ

  • Q.

    献血した血液が原因で、患者さんに迷惑がかかった時は、献血した人はどうなるのですか。

    A.

    万一、輸血が原因で患者さんに感染症や副作用が起きても、献血された方には責任が及びませんのでご安心ください。ただし、患者さんに起こった副作用の原因を調査するために、献血された方に再調査や再採血などへのご協力をお願いすることがあります。 自分の健康に自信がなく、輸血される患者さんに迷惑がかかる(感染症をうつしてしまうなど)と思われる場合は、献血をご遠慮ください。
  • Q.

    輸血は無償で受けられるのですか。

    A.

    有償です。献血血液は血液製剤という医薬品に調製されます。血液製剤(医薬品)は薬価基準で価格が定められており、患者個人へは国が定めた医療費負担率に応じて医療機関から請求されます。
  • Q.

    献血はボランティアなのにどうして輸血にはお金がかかるのですか。

    A.

    献血には、献血者募集・採血・検査・製造・保管・供給の流れがあり、それぞれの段階でさまざまなコストがかかっています。また血液製剤は薬価基準で価格が定められており、それに従って供給しています。
  • Q.

    薬価基準とは何ですか。

    A.

    保険医療に使用できる医薬品の範囲と価格を国が定めたものです。
  • Q.

    血液センターは血液製剤の代金をどこに請求しているのですか。

    A.

    薬価基準に基づき医療機関へ請求しています。
  • Q.

    献血の収支ってどうなっているのですか。

    A.

  • Q.

    輸血副作用って何ですか。

    A.

    免疫反応等による副作用や輸血後の感染症があります。免疫反応等によるアレルギーや発熱はしばしば発生します。輸血によって感染症が伝播されることは、感染症関連検査の進歩などにより、非常に少なくなっています。ただし、ウインドウピリオドでの献血等により、稀に肝炎などの感染症を起こす可能性があります。