~新長田鉄人前献血ルーム~
ウエハースとチョコレートの絶妙な食感がサクサク美味しい"キットカット"。
6月に献血にご協力いただいた方は手にされた方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず!ネスレ日本株式会社から全国の血液センターにキットカットのご寄贈があったからなのです。
兵庫県、だけではありません。全国、全国の血液センターにです。
どのくらいの数になるのか、計算の弱い私には想像もつきません。
しかも、オリジナルのキットカットではなく、ご当地限定などの普通ではちょっと手に入らないようなフレーバーが、です。
兵庫県では"ほうじ茶""宇治抹茶""和苺""ストロベリーチーズケーキ""マンゴー""もみぢ饅頭"をいただきました。
もみぢ饅頭味、なんてフレーバーがあるのを初めて知りました。
他府県ではワサビ味、っていうのもあったようです。
成分献血は2週間空ければ次回の献血がお願いできますから、九州の方でされた方が教えてくださいました。ワサビ味もらったよ、って。
新長田ルームでは二人のスタッフが次の日に何をお配りするかを真剣に悩んで、これぞ!というキットカットをチョイス。
だって、毎日同じ看板を掲げるよりは、通りを歩いている方も(あれ、今日は苺?え?もみぢ饅頭味のキットカットなんてあるんや?)と思ってくれるかもしれないじゃないですか。
そして、翌日の準備をする際に何味にするかを発表してくれるのです。
「明日は神戸モリーママさんのラスクをお渡しする日です。マンゴー味をいただいていますので、キットカットもマンゴーにしたいと思いマス」みたいな感じです。
そして、実際に「キットカットもらえるの?」と入ってきてくださる方もおられて、そんな時は「今だけです、ご当地物ですよ」と思い入れが入ってしまう私たち。
そのキットカットも7月に入り大人気が故に、予想以上に配布予定が早まり終了してしまった施設も。
予想していた以上に早く配布が終了する、ということは、それだけ多くの方が来てくださったということです。
コロナで外出自粛をされている方が多い中、不要の外出ではないとはいえ献血のために献血ルームに来てくださった。
思いやりや、優しさって感じることしかできません。そんな、目に見えない思いやりの形が現れる場所。それが献血ルームです。
ネスレさんからいただいたキットカット。これも優しさの形。
皆さまの思いに感謝しています。
いつも、いつも助けてくださってありがとうございます。
新長田ルームのキットカットもお配りできるのはあとわずか。
早く無くなって欲しいような、いつまでもあってほしいような、複雑な心境。
この乙女心、わかっていただけるでしょうか。
鉄人Kちゃん