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Q.
献血の際の検査で病気がわかりますか?
A.
献血申込書の記入時にB型肝炎、C型肝炎、梅毒、HTLV-1抗体の検査結果を希望された方は、異常を認めた場合にのみお知らせします。
また、生化学検査成績、血球計数検査についても希望者にお知らせしています。しかし、各種ウイルスには検出不可能な期間(ウィンドウ・ピリオド)があることから、これら検査結果を知ることを目的とした献血は固くお断りします。 -
Q.
献血をすればエイズ検査の結果もわかりますか?
A.
輸血用の血液として患者さんにお届けするために、献血された血液に対しては非常に厳格な検査を行っています。しかし、献血は検査をすることが目的ではありませんので、HIVの検査結果は通知しておりません。検査を目的とした献血は固くお断りしています。エイズ検査は保健所などで無料、匿名で行われていますので下記でご確認ください。
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Q.
血色素量が低いと献血できないのはなぜですか?
A.
血色素とは赤血球中の鉄を含む赤いタンパクで酸素を運ぶものです。日本人の場合、血色素量の標準範囲は、男性の場合13.3~17.4g/dL、女性の場合11.2~14.9g/dLとされています。
献血される場合には、献血される方の健康に支障を及ぼさないよう国の法規により献血方法ごとに基準が定められており、この基準は先程の正常範囲に比べ、少し厳しい値となっています。
男女とも血色素量は疲労や睡眠不足など、その日の体調などにより変動することがありますが、特に女性は健康な方でも生理などの影響もあり、血色素量が少なくて献血できない方が男性よりも多くなります。
献血の際の検査で1~2回続けて血色素量が少なかったといって必ずしも貧血とは言えませんが、いつも血色素量が少ない場合には無自覚の貧血症などが隠されていることもありますので、詳しい検査のできる病院でのご相談をお勧めします。