
中学校教頭さん
【「ありがとう」以上の感謝の気持ち】
「ありがとう」以上に感謝の気持ちを表現できる言葉はないのか。自分にできることは何かないか。闘病を振り返るとき、いつも心の中に浮かんできます。
37歳で迎えた春、例年以上に感じる疲労感、耳鳴り、肌のかさつき、明らかな体調不良。診断は急性骨髄性白血病でした。化学療法、放射線治療によって、大量の輸血を受けました。献血していただいた血液がなければ、治療を進めることができませんでした。血液バッグを眺めながら「ありがとう」を超えた気持ちでいっぱいになりました。
元の生活に戻ることができましたが、もう献血を行うことはできません。現在は献血セミナーや講演会に講師としてお招きいただくことがあり、そこで献血への協力をお願いしています。
体験者として「いっぱいありがとう」を講演のテーマにし、これからも感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。