マサオ春 さん
【ご縁の始まり】
あっ、擦り傷をつくってしまった。
明日の献血なのに...泣く泣くキャンセルすることに。
低血圧で貧血。幼いころから中年すぎまで倒れた回数は数えきれない。
そんな自分が血液を提供することなど考えられなかった。
献血の意義は承知していたし、献血を続けている友人もいたけれど全く他人事だった。
ご縁となったのは異動先の職場で献血バスに行列ができているのを見たこと。皆が業務をやりくりして協力される姿に目を醒まされた。
そして、翌年の巡回時に思い切って初めて献血にチャレンジしてみた。また200mLだったかな。不安もあって疲れたものの、スタッフの親切な対応に感動したことを覚えている。
【リピーターの仲間入り】
それから数年たって府外へ異動となり、駅ビルの上に献血ルームを見つけて通いだした。検査結果の推移も有り難い。
しばらく通っているうちに成分献血を勧められて体験してみた。
時間が長いので疲れはしたが、こんな自分の血液でも役に立てるのかと思い直した。
血液比重や血圧で献血不適となることも10回くらいあったのに挫けなかったのは、親切なスタッフの笑顔のおかげと感謝している。
お蔭さまで献血回数が増えてくると記念品を戴けたり、イベントの案内があったり至れり尽くせりだ。
ルームの環境整備や最新機器の更新などの御努力にも感服している。
私の場合、献血定年まで4年と聞いたので、遅まきながら生涯130回という目標を立てた。
【そして気づき】
今になって気づかせてもらったことがある。献血の第一の目的は輸血や研究のために提供することであり、その余得で検査結果を知らせてもらえるということだが、献血の結果としての血液データよりも、怪我や感染などの健康管理に気をつけて献血に臨むことが大切なのではないか。
予約した瞬間から献血が始まっているとも言えるかも知れない。
そういう気づきが日常生活を心豊かなものにしてくれるのかも知れない。
そんな意識改革を促してもらえたことに最高の喜びを感じている。